大きなニュースがあった。 そのニュースはmozilla.orgの提示したRoadmap。 なんとMozilla1.4を最後に今のMozillaを破棄して、PhoenixとMinotaur(Thunderbird)といった個別のアプリケーション群に生まれ変わるとのこと。
UIとしてはXPFEの現行のNavigatorよりPhoenixの方が優秀なので嬉しい限りだ。 しかし、プロセスを分割できればそれだけ安定度が(ある意味では)増すがメモリの消費量が気になるところではある。
ところで、以下の修正はこのためのものだったのだろうか。
1.3ベータのリリース前という不思議な時期に移行した。
PhoenixベースなのでPreferencesをシンプルにするための、代替ツールとして実装?
Mozilla1.3では修正済みだったものの、Trunkにはパッチが入っていなかったバグ。 reviewが終わればチェックインされそうだ。
例のRoadmapの件もまだまだ落ち着いてない模様。
ところで、Geckoの大幅な修正も行われるようなので、CSS2関連のバグは見つけるなら今のうち。 見つけたバグはBugzilla.orgに報告しなくては修正の可能性は低いので、是非協力してください。 英語がちょっと、という方はBugzilla-jpへ報告してください。
シングルクリックで罫線が選択されていた何の実害もない問題。 ようやく修正された。
height算出の問題。 ある通常フローのブロックレベル要素がheightを算出する場合、子孫要素が必要とする高さをheightとする。 それで、この「子孫要素が必要とする高さ」の解釈に疑問。 今回の問題では子要素の内容がはみ出していることが争点だ。
CSS2の仕様書を見る限りは、はみ出した子要素の内容についてまで言及している箇所は無い。 ただし、通常のブロックレベル要素のheight値の算出方法からすれば正しい結果に見える。 (ここの記述自体がアヤシイとの見方もあるかも。この仕様を馬鹿正直に解釈するなら子要素がブロックレベル要素とインライン要素とある場合、ブロックレベル要素だけで算出することにならないだろうか?)
また、今回のテーブルセルに関しては特別に平野さんが指摘されたように仕様書には書かれている。
やはりMozillaのバグではなく、Web標準化プロダクトなのか。。。
要約を変更して修正案を追加。 一応、1週間このままにしておく。 Mozillaのバグだと考える人はコメントを追加してほしい。
bookmarkが保存されないというバグ。 これは辛い(^-^;
ブロック要素をセンタリングするためにその親要素にtext-align:center;
と書かれていた問題。
サイト自体が改装され、問題のページもなくなっているのでWFMとして解決した。
height:auto;な親要素を持つ要素にheight:n%;を指定するとheight:auto;として扱われずに高さがゼロになっていた問題。
再現しなくなっている。
出かけたついでにこの雑誌買ってみたんですが、82-83ページに載っている内容、 1つを除いてWeb標準普及プロジェクトのWeb標準化Tipsの内容そのまんまなんですけど(^-^;
ああいった内容を雑誌で公開してくれることは私たちの活動内容からして歓迎すべきことなんですけど、 編集部が書いた内容じゃなく、おそらくフリーのライターが書いた記事で、事前連絡もなにも無しで転用されていることには閉口。。。
偶然の一致と考えられなくもないですが、 「<a href="#top">はページ上端へのアンカーではありません」なんていう、 普通ならまず発見できないような内容まで同じ事が書かれているというのは疑わざるをえません。 (それとも、この現象ってそこそこ知られてたことなんでしょうか?)
ちなみにその記事を書かれたライターさんのサイトはHP-DESIGN.NETのようで、 とてもああいった内容を書かれるような方には思えないのですが。
追記: 上記サイトをValidatorに通した結果。
昨日買ったWeb Creatorsは先月号だった模様(^-^;
というわけで早速5月号も買って来ました。 で、気になるあのコーナー、「Webデザインの落とし穴」ですが、今回もありました。 Web標準普及プロジェクトと同じネタが。
昨日の分とまとめるとこんな感じ。
3月号以前は手に入っていないので状況不明。。。。
ちなみにこのコーナーにあるリストのインデント幅の記事は間違っています、 というかこのライターさん、理解されていないようです。
Mozillaのリストに関する話題は3月15日のWeblogを見てください。
ここ最近のMozillaの動き。
次のMozillaのNavigatorになるPhoenixの名称がFirebirdに決定した。 しかし、リレーショナルデータベースのオープンソースプロジェクトでも同名のソフトがあり、物議をかもしている。
Mozilla.orgには是非再考してもらいたい。
最近のビルドは1.4aの頃に比べると若干再描画時の処理が改善されているようだ。
大島さんによるとLinuxではスクロールがまだ駄目とのことだが、Windowsは問題ない。
しかしWindowsビルドでもposition: fixed;
に絡む再描画失敗はまだ目に付く。
高さ固定、幅固定、絶対配置による複合的な問題。 em指定でもテキストの折り返しが入ると思い通りには行かない典型的な例だ。
リストアイテムにfloatやposition指定を行うとdisplay:block;になり、リストマーカーが消えなくてはおかしい、という問題。 INVAとなった。
エラッタは未確認だった。 Mozillaのリストマーカーが消えない、という挙動が正しいものだ。
修正してもらえたようだ。 FIXEDとした。
最近のビルドでは仕様が変わったのか、再現条件が整わなくなった。
ちなみに、無理矢理条件を作っても期待通りに動いている。
こちらもBug 2574と同じようだ。再現しない。